資産のほとんどを株式に投資をするフルインベストメント。
かなり攻めた投資をする方もおおいですよね。
私も一時期、生活防衛資金を残してフルインベストメントで投資をしていたことがあります。
今は株式の比率を80%。残り20%が現金や債券の比率で投資をしています。
株の比率が80%なのかを述べたいと思います!
フルインベストメントにしない理由
フルインベストメントにしない理由は大きく3つあります。
・年齢とともにリスクを落としたくなった。
・暴落時の追加投資のための余力を残したい
・本に株式が80%のほうが幾何平均が最大と書いてあったから
年齢とともにリスクを落としたくなった
よく株式比率は「100ー年齢」が目安といいますが、カネゴンも大体そのくらいの比率で今まで投資をしていました。
ただフルインベストメントの期間もあります。
それは2020年のコロナショックです。
2020年から2022年くらいまではフルインベストメントで投資をしてきました。
そこから比率を少しづつ落としていき株式比率を80%までに落としていきました。
コロナまではそれまでは株式比率70%くらいだったと思います。
年齢も30後半にもなり、資産も増えてきたのでリスクを落としておこうという境地になりました。
暴落時の追加投資のための余力を残したい
先ほどの通りコロナショックの際にフルインベストメントをしたわけですが、成功した理由は待機資金があったおかげで暴落時にも買い向かえたことです。
暴落のときに資産が回復するのをただ眺めることなく、強気になれるのも余力があったからこそでした。
本に株式が80%のほうが幾何平均が最大と書いてあったから
ではなぜこの比率にしたのか。
それはこの本を参考にしたからです。
アセットアロケーションの教科書 出版:PanRolling
アマゾンで確認すると定価8,000円もするんですね・・。
この本には、「株式100%に配分したポートフォリオにするべきでない」と明言しています。
一部抜粋すると、
幾何平均が最大のポートフォリオは幾何平均は株式のみのポートフォリオと同じだが、最悪の損失は株式のみのポートフォリオほど悪くはなく、損失を出す確率も低い。株式のみのポートフォリオを勧めないわけはこれで分かってもらえたと思う。株式のみのポートフォリオは、幾何平均を使った場合、幾何平均が最大のポートフォリオに勝る点は何一つなく、リスクは高いし、最大損失も大きい。
ロバート・カーバー. アセットアロケーションの最適化 パンローリング株式会社.
分かりにくいですね・・。
野球に例えてみると、
・株式のだけのポートフォリオ
→みんなホームランを打てる打撃力最高!でも守備はザルで大差で負けることも
・一発狙いで派手だけど、負けるときは大きく負けるチーム。
・幾何平均最大のポートフォリオ
→長打もあるし、守備もしっかり。大崩れしにくい
→しかも平均得点(リターン)はホームランのチームと同じ
・安定して勝っていくチーム。
長いペナントレース(長期投資)なら安定して勝っていくチームのほうがいいよね。
こんなところでしょうか。
文に出てくる「幾何平均」ですが、これは長期の平均リターンの実力のことです。
株だけだと、実力は同じでも大ハズレするリスクが大きいと、と述べています。
この「幾何平均」最大のポートフォリオが「株式80:債券20」のポートフォリオとこの本では述べています。
まとめ
・年齢とともにリスクを落としたくなった。
・暴落時の追加投資のための余力を残したい
・本に株式が80%のほうが幾何平均が最大と書いてあったから
カネゴンのポートフォリオの考えについて紹介しました。
みなさんはどんな考えのもとポートフォリオを考えていますか?
ぜひご参考になったらうれしいです。